西芳香園について
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農林水産業の優れた功績をたたえるものとして、農林水産省と財団法人日本農林漁業振興会の共催により実施されている農林水産祭。それにおいて、平成2年、西芳香園の製茶は「農林水産大臣賞」を受賞しました。これも、長年受け継がれてきた伝統を大切にし、ていねいなお茶作りに励んできた結果だと思っています。
平成3年に「天皇杯 (農林水産祭蚕糸・地域特産(茶)部門)」を受賞しました。天皇杯は、過去1年間の農林水産祭において農林水産大臣賞を受賞した中から選ばれます。この賞をいただけたのも、真心を込めて作り上げた西芳香園のお茶を多くのみなさまにご愛飲いただいたおかげだと思っております。
霧深く神々が宿るといわれている霧島の山々。太古の火山噴火によってできたミネラル豊富な土壌、山あいを流れるきれいな水、適度な寒暖の差など、お茶の栽培に適した恵みの大地なのです。また、「大茶樹」と呼ばれるお茶の木があることでも有名です。この「大茶樹」は、高さ4〜5mほどにも成長します。霧島茶を全国に広めようと栽培が復活し、現在、霧島茶のシンボルとして大切に守られています。
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ゆたかみどり
中早生種 鹿児島県で多く栽培される早生種。やや渋味があるのが特徴 1圃場 25アール -
あさのか
中生種 “やぶきた”と中国種の交配によって出来た品種。茶葉中のアミノ酸含有量が多く、うまみに優れやぶきたとは異なった香気ある。 3圃場 120アール -
やぶきた
中生種 日本各地で栽培されている緑茶を代表する品種。特に香りが高く、味に旨みのある特徴がある。 8圃場 400アール -
おくゆたか
中晩生種 “やぶきた”とは異なった優雅な香気を持ち品質優良である。 1圃場 40アール -
おくみどり
晩生種 晩生種のなかでは、品質に優れ、色沢形状が良く、香気が爽やかでくせがない。 2圃場 200アール
明治42年、西芳香園の先駆けとして、現当主の祖父である西長吉が隼人町に入植。その後、昭和10年に父の西虎市が茶を初めて栽培し、製茶機械を導入しました。昭和42年には三代目となる現当主の西芳夫が茶園を引き継ぎ現在に至ります。茶園栽培においては、長年受け継がれてきた伝統を守りながら、確かな技と経験で今もていねいな作業を行っています。
明治42年 西長吉 隼人町から入植 昭和10年 茶を初めて栽培し、製茶機械の導入 昭和35年 やぶきた導入 昭和42年 虎一から芳夫が茶園150アールを引き継ぎ就農 昭和47年 茶工場を60キロ型1ラインに拡大 昭和49年 品評会に初めて出品 昭和57年 大霜害発生、逐次防霜施設導入 昭和61年 全国茶品評会で農蚕園芸局長賞受賞 昭和63年 200アール茶園拡大、茶工場90キロ型1.5ラインに拡大 九州茶品評会で農蚕園芸局長賞受賞 平成 2年 乗用型茶摘採機等、大型茶園機械の導入 鹿児島県茶品評会で農林水産大臣賞受賞 九州茶品評会で九州農政局長賞受賞 平成 3年 天皇杯受賞(農林水産祭蚕糸地域特産[茶] 部門) 平成 9年 40アール茶園拡大 霧島地区で初めてあさのか植栽 平成12年 茶工場120キロ 1.5ラインに拡大 平成13年 50アール茶園拡大 あさのか植栽 平成17年 在来種、旧来種を抜根整地し、やぶきたに改植100アール -
ゆたかみどり
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